心身の健康三本柱とは?

心身を健康に過ごすための3本柱とは?

こころ
お天道様とともに身体を動かし、夜は仄暗い中で床につく。旬の食べ物を必要なだけいただく。飢えとのたたかい。夏は暑く冬は寒い。
人類はこのような環境に適応し生活をしながら命をつむいできました。人間関係のトラブルは昔からあったでしょうが、近代文明はこの200年(とくに近年はますます加速的に)急速な進化を遂げ、その環境に翻弄されているのが今の私たちと言っていいと思います。
この私たちの遺伝子が持つ環境に適応し「種の存続」を果たすための「根源的願望」が、現代社会に適応できないこと。それが心の病理を生み出す原因の一つとも言われています。ちょっとリラックスすること、ただただ安心して生活すること。「そんなささいなことが?」と言われるようなことが、ただただとても難しい社会になっているのです。ご自身を責めないでください。ひだまりのへやでは、緩やかな対人交流の中、お抹茶や書道など日本文化とのんびり触れ合う日、カウンセラーとただただ個室でお話をお聞きする日、仲間とお茶を飲みながらゆっくりする日、植物療法専門講師からメディカルハーブを学んだりアロマクラフトを楽しむ日、バッチ財団認定プラクティショナーとともにレメディをとおして自分を見つめ癒すスキルを獲得する日、ヨガ講師と共に呼吸について見直す日など、気分転換のお手伝いとなれるようなプログラムを準備しております。

からだ
心の問題の原因として、脳や神経伝達物質などの物理的な問題か、環境・習慣などによる問題か、どれか一つだけに帰して考えることは難しいと言われています。気分が落ち込むことで生活が乱れ、身体のだるくなりさらなる悪循環に陥っていくのか?ホルモンバランスなどからもわかるように、身体や食生活の不調が心に大きく影響することもあります。つまり、こころをケアする上で身体のケアは切っても切れないものなのです。
また、当たり前すぎてあまり重要視されていないかもしれませんが、薬物療法が効果的に行われるためには、食事・睡眠・排泄・運動・規則正しい生活を整えることはとても大切で欠けてはならないものです。陽だまりの部屋では、身体に対するプログラムとして添加物との付き合い方を学び、疲れた日も簡単に栄養のあるごはんが自炊できるようにする自炊応援料理の日や、精神栄養学に則ったレシピを用いたお料理を楽しむ日、腸の調子を整える料理について学ぶ日、植物療法専門講師とともにメディカルハーブについて学びながら五感を賦活させ生命感覚にひかりを当てる日、洗剤や軟膏、ルームスプレーなどを植物で手作りして身の回りにある物を見直す日、スポーツ(フットサル等)を通して体を動かしたり、季節の変わり目にお散歩に行く日、などを準備しております。

しゃかい
進化の面からも、人間は生存していくため集団を作り現代まで発展して来ました。現代でも何らかの形で社会に属することは避けては通れませんし、間接的にいろいろな人のはたらきで社会は成り立っており、到底完全に一人で生きていくことはできません。陽だまりの部屋は、ゆるやかに仲間とつながることを通し、対人関係における対処法・態度の工夫を学び成熟を目指すことで、社会で居られる力を養える場となれるよう目指しています。オンラインによるテレワークも推進される昨今ですが、人と人とが同じ空間で織りなす氣(Qi)によって生かし生かされる場面が不要になったわけではありません。状況に合わせご自身によってバランスよく選択していきましょう。社会資源活用についてのご相談、就労移行支援事業所・就労継続支援事業所などへのチャレンジサポートも行っています。