初めての方へ

陽だまりの部屋はこんなところです

陽だまりの部屋(精神科デイ・ショートケア)は、精神的なお悩みをお持ちの方々の回復促進・症状安定を目的にした「こころのリハビリテーション」の場で外来治療のひとつです。

対象者は精神疾患・精神障害のために受療中で安定した通院・服薬ができている方であり、主治医がショートケア利用の必要性を認めている方です。
「良き理解者がほしい、気楽な居場所を持ちたい、人と関わりたい、体力をつけ体調管理がしたい、生活習慣を変えたい、仕事がしたい、家でどう過ごしていいかわからない・・・」などのお悩みをお持ちの方々のつながりの場であり、学びの場として機能しています。

陽だまりの部屋では、皆様がお持ちの「自然治癒力」を癒しの原点に置くことを大切にしています。自分らしさが「その人の中」で湧き上がるとき、「その人の中」で回復は起こるといいます。治療の主体はあくまでメンバーご本人様。自らを癒すプロセスの賦活をスタッフ一同援助してまいります。

インターネットの登場により、生き方も多様化し社会構造も大きく変化している時代に私たちは生きています。また、そこに新型コロナウイルスの影響が加わり、変化は加速。今までの価値観は大きな変貌を遂げようとしています。

陽だまりの部屋では、一人一人が世間との折り合いをつけつつも、社会のフレームや他人の決めた正解に振り回されず、自分の感情を尊重した自己実現を目指します。

スタッフとともに無理のないペースを保ちながら、ご自身の目的に合わせた試行錯誤をしていきましょう。

大量の情報が毎日流れ込んで来ます。情報発信者も今までは大手メディアばかりでしたが、現在は個人発信の時代です。それらの情報に翻弄されてしまうと、気がついたら人に振り回されたり、比べてしまったり、自己嫌悪になったり・・。

気づかぬうちに自分オペースや立ち位置を見失い、不安定になってしまうことがどんな人でも容易にありえます。陽だまりの部屋をご自身のペースメーカーとなるよう生活に組み込み、最適な生活リズムを探しながらご自身が主体となる人生を共に創っていきましょう。
スタッフは良き伴走者となれるようサポートいたします。

もちろん、スムーズにいくことばかりではないと思います。辛いこと・納得のいかないこと・苦しいこともあると思います。しかし、葛藤・トラブルなしでは成長はできないことも事実。
それらを否定するのではなく、成長に必要なプロセスとして肯定的な意味付けをし、次に繋げられる知恵へ変容できる認知力を共に養っていきましょう。

また、誰しも成長発達段階によって諸問題は変化していきます。一人で抱え込まず、相談し、社会資源を活用して、心身・心・社会=三位一体の健康につなげていきましょう。

その他陽だまりの部屋のご利用案内もご覧ください

私たちのビジョン

1、メンバー同士が多様な価値観を尊重し合い癒しあっていける場を提供します。人生の中でいつでも付き合える場所です。
(尊重し合うこと、自分の権利も守ること、ゆるすこと、私たちも共に学びます。)

2、メンバーとスタッフのパートナーシップを重視しています。
(その場の役割は違えど対等な関係づくりを重視します)

3、必ずだれかが自分をみてくれている、という安心感を得られる場所を作り、自分が自分のままで居られる場所を見つけることを応援します。
(他者を自分の価値観で判断し、その考えを周囲に強要する気持ちは「ありのままのあなた」とは関係のないことです。)

4、本当の自立とは何かを自問していくことが大切と考えます。

5、同じ空間を共有することも大切にして取り組んでいきます。
(人はデジタルデータの中だけで完結するのではなく、他者や動物、植物と触れ合い、相手を思いやり合う温もりのある氣の中で元気をもらい、元気を出して生きていく存在と考えます。)

ひだまりの部屋の毎月のアクティビティの内容はこちらをご覧ください。
きっとあなたにあったアクティビティが見つかりますよ。
(6月より規模を縮小しております。随時状況に合わせて安全第一でスケジュールを組んでまいります。)

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