糸かけ曼荼羅ももう五回ほどプログラムでやっていますが、メンバーさんもその都度変わっています。でも、今回参加の皆さんは二回め、三回めの方達。忘れているかもしれないけれど、経験があったからだろうか。順々にゆっくりと、手順通り、手仕事を進めていっていました。
初めに釘うち。トンカチで軽妙な音を立てながら、34本打っていきました。次から、糸かけが始まる。一本目は17本毎に糸をかける。次は13本毎、その次は11本毎、次に9本毎か7本毎、最後に再度17本毎。糸をかけている間は静かな時が流れました。数を数えるので、一本の糸を掛け終わるまでは、集中しなければなりません。数を数えるのではなく、その法則性が則ってやる場合も同じです。集中の時間が訪れました。結構エネルギーを使います。ゆっくりと休みながら、お茶を頂きながら、糸かけをやっていきました。
最後に17本毎に糸を掛けると書きましたが、この17本毎が終わっても、まだ終わらない感じが自分の中にあるのなら、もう一度糸をかけても良いとのこと。今回、メンバーさんのお一人が、最後にもう一度糸をかけて終わりました。
その時の自分が紡ぎ出した、唯一無二の糸かけ曼荼羅がこうやって出来上がりました。どのようなものになったかな…。前と違った感じになってるかな…。どんな自分が出たのだろうね。
今回のおやつは、集中した心身に、甘いもので寛いでもらいました。少し温めて中のチョコレートがトロッと…なっていたかな。
暖かい小春日和の静かな午後になりました。