本日は当院の植物療法の監修をしてくださっているクラウターハウス様のご厚意で実現したB型事業所体験。
活動報告の前に、ショートケアにおいてこのプログラムを企画した意図を少し述べさせていただきますね^_^
体力もついてきたしそろそろ活動負荷を上げてみようかな?と思ってみても、実際にある程度の緊張感の中で仕事をこなすとなると、どの程度活動できるのかなかなかイメージがつかないもの。
見切り発車で次のステップにチャレンジすることもリスクはあるし、かといって守りに入りすぎても力がついてきているのであれば機会を逸してしまうこともあるかもしれません。
また、次のステップにチャレンジするにしても「出来ること出来ないこと、得意不得意、休むタイミング」などが少しでも具体的に分かった上で自分に合った職場を選びをしたい。
これらの理由から、事務的な手続きなどを要せず、いつもより少し背伸びをする感覚で模擬的な実習ができたらなと日頃思っておりました。
そして今回機会をいただき、通室に慣れてきて次のステップが見えてきた方、日々の積み重ねや現在の調子でお仕事がどの程度行えるのかのバロメーターが知りたい方、企業様を通して自分の力で社会貢献し達成感を得る時間を持ってみたい方を対象に希望者を募り、合計7名で行うこととなりました。(急遽決りましたので、ご希望に添えなかった方は次回優先的にご参加できます。スタッフまで仰ってください。)
実際にB型事業所に通われていた方、就労移行に行かれていた方、見学に行ったことのある方、就労経験のある方々がお集まりになりスタート。
24種類のメディカルハーブを各ハーブごとに指定されたグラムごとに小袋に入れていき、シーラーで密封。小袋にシールを貼り箱に24種類セット。
この作業を順番を考慮し、A班B班と作業内容で2つの班に分け、流れ作業で行いました。
それぞれの班で作業内容も違うので、雰囲気も違う中、集中するところはしっかり集中して行うことができました。
自ら声を出して進捗状況を伝えたり、分からないことを質問したり、談笑したり、休憩を取ったり、、、。
各自が周りのメンバーさんと協力しながらも、内ではご自身と向き合いながら作業できたのかと思いました。
手先の器用さや状況把握についてもスムーズで、結果は予想を上回る数が完成しました。
後日参加してくださったメンバーさんたちに感想を聞くと、一見余裕そうに他メンバーさんとコミュニケーションを取りながら作業されていた方も含め一様に
「疲れた!!」とのこと。
3時間という時間ではありましたが、今回初めての試みでしたし、新しいことを理解して適応しつつ状況判断も求められる状況。
疲労度には、時間の長さだけでなく人間関係や環境・向き不向き・熟練度など、改めていろいろな要素が影響していると実感しました。
また半年後にこのような取り組みの機会をいただけるとのこと。気候や環境、調子にもよりますが、毎日の積み重ねはかけがえのない経験値となります。
ご自身の目標として、力試しの指標として活用していただけましたら幸いです。